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今 夜 か ら は 。

第2章 月明かりの下での出来事。


足を右へ向けて
歩き出した瞬間
トンッと
人と肩がぶつかった。








 「すみません!よそ見してて…」

 「いえ、俺もしてたんで」




あれ?
随分とお隣さんに似た声…


と、すっかり彼の声も
覚えているみたい。

顔を上げれば…










 「あっ…(やっぱり…!)」

 「え、あ、どうも」



控えめに会釈をするお隣さん。

今日は黒のコートを羽織っていて
醸し出されている
大人な雰囲気にドキドキ。
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