第11章 夢のようで。
お隣さんから憧れていた関係へと
変えようとしてくれてる言葉。
想いが通じ合うなんて
生まれて初めてだから
嬉しさが込み上げて来た。
一瞬でも目を逸らすなんてもったいない。
見つめれば
優しく笑う目元。
その表情にときめきは増すばかり。
唇がゆっくりと近付けられる。
「…お願いします」
唇同士が重なる寸前で
返事をすれば口が弧を描き
唇が重なり…
押し付けられるキスから
どんどん深いものへと
変わって行く。
今夜から私達は"恋人"という関係。
ずっと1人で寂しかった毎日が
これからどんな風に
色付いてくのか楽しみで。
25日が待ち遠しく堪らない。