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今 夜 か ら は 。
第11章 夢のようで。
強く押し付けられる唇から逃げられた、かと思えば…
「好きや、」
今、自分が伝えようとしていた言葉。
それが目の前に居る
貴方の口から聞こえて。
これは自分が言われたいからって
脳みそが描いた夢なんだよ。
だって、こんなのおかしいじゃない。
なんで渋谷さんみたいな大人の人が
私みたいな子どもを好きになるの?
「………な、何言って、」
動揺で声が震える。
自分の気持ちを伝えて
振られるつもりで居たんだもん。
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