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今 夜 か ら は 。

第9章 溢れる想い。


何気なく見上げれば
すっかり闇を纏った空に
今日も銀色の月がかかっていた。

この月をどこかで見てるかな…?

そうだとしたら嬉しいかも。


同じ物を見れる。

それだけで幸せに思えて来た。













 「………………」



月を眺めてるのに頭の中では
今、1番会いたくて仕方ない
優しくて穏やかな笑顔が浮かんでて。


その笑顔を自分だけに向けて欲しい

なんて独占欲も湧き出し
そしたら居ても立っても居られずで…
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