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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


驚く私を嬉しそうに微笑んで
繋いでいた手が一瞬離れ
指を絡め取られると
全ての指の間が温かくなる。

こ、これはまさしく"恋人繋ぎ"…


頭から湯気でも出るんじゃないか、と思うくらい
一気に顔が熱くなった。















 「めっちゃ顔赤なってるやん」

 「だっ、だって…ど、どうすれば…っ」

 「握られたんなら握り返さんと」



浮かせたままの私の指を折り込み「俺の時だけな?」だなんて柔らかい微笑みで言われ、きゅんとなる。

どれくらいのときめかせる術を持ってるんだろう…
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