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今 夜 か ら は 。

第7章 どこまでも主役になれない。


なんで言えないの。

帰ります、って…














 「どうしましたー?」

 「………マル、先行っとって」

 「え、あ、うん」



こっちへ来ようとしてた丸山さんは
渋谷さんに止められ
お店へと入って行った。

変わりに渋谷さんが
私の元へ
駆け寄って来る。















 「ちゃん、」

 「………………」

 「………やっぱり嫌か?」



と、正面から顔を覗き込まれ
目を合わせられる。

渋谷さんの問い掛けにも答えられず
俯くしかなかった。
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