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今 夜 か ら は 。
第7章 どこまでも主役になれない。
逸りだす心臓。
スマホを両手で持ち
目を閉じ深呼吸して間を置き…
「よしっ…」
気合を入れ
通話にしたら
耳へスマホを当てる。
「もっ、もしもしっ!」
『あ、もしもし?こんばんはぁ、丸山ですー』
「こ、こんばんは…」
聞こえて来た声は
期待してたのとは違うくて。
ドキドキはスッと消え
肩を落とした上に
声も張りがなくなる。
そんなあからさま過ぎる私に…
『ごめんなぁ、すばるくんじゃなくて』
と、私の心情を見透かしてる
笑い声の丸山さん。
は、恥ずかしい…
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