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今 夜 か ら は 。
第6章 用意された舞台。
前屈みになり
まだ辛うじて
軽い方の右手にある荷物を
下ろしかけたとこで…
「あ、押しますよ~」
背後から声と駆け足の音。
前へ曲がりかけた体を
元の体勢に戻せば
駐車場の方から来た男の人が
エレベーターのボタンを押してくれた。
「あっ、ありがとうございます」
「いーえ、困った時はお互い様ですよ」
なんて、私を見てニッコリ笑顔。
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