第4章 お鍋の日。
「………しゃーないか、老人は労らんとやしねぇ」
「そうそう」
「待て待てーい。すばるはそうかもしれんけど…俺はまだまだ若いからな!大体お前らと対して歳変わらへんやんけ!」
と、横山さんが
2人に反論してる中
後ろを振り返ったら
ビールを呑もうとしてる
渋谷さんと目が合う。
「どうしたん?」
「渋谷さん、おじいちゃんなんですかぁ?」
「せやで、」
「ふふっ、おじいちゃんっ」
何だか可笑しくて笑えば
渋谷さんがグラスを置き
顔を近付け…
ジーッと見つめるから
嬉しくなって表情が緩くなる。