第4章 お鍋の日。
あ、しいたけの天ぷらだけ残してる。
ほんとにきのこ類苦手なんだ。
なんか可愛い…
こうやって見てるだけで
相手に自分の考えてる事
伝わらないかな、と思ってしまう。
空いてる隣の席に行きたいなぁ…
ほら、お酒が入るとさ
人恋しくなっちゃうじゃない。
今、まさしくそれなの(多分)
言ってみようかな。
横に座っても良いですか?って。
「あ、あの、」
「ん?」
「そのですね…」
こういう時
アルコールが手伝って
普段言えないような
大胆な事も言えるはずなのに…
全然、お酒の力が効いてないんですが。