第1章 勉強の時間
奈々美「で、でも…」
カルマ「苗字呼びじゃなくて、名前がいいんだけど?」
奈々美「む、無理…!
恥ずかしくて呼べないよ!」
カルマ「じゃぁ、俺も奈々美のこと二宮さんって呼ぶことにするね」
奈々美「え…」
カルマ「じゃ、二宮さん
数学教えるから、こっちおいで」
奈々美(…やだ!二宮さんって呼ばれたくないよ…!)
奈々美「か、か、か…カルマ…くん」
カルマ「っ…///」
奈々美(恥ずかしい…!
で、でも…こうでもしないと…か、か、カルマくんはきっと私のことを名前で呼んでくれない…!)
カルマ「…これからは名前呼びね?」
奈々美「うぅ…わかった…」
カルマ「じゃぁ、とりあえずこっちおいで
教えるから」
カルマくんはガラステーブルの前に座り、隣をトントンとした
奈々美「…うん!」
私はカルマくんの横に座り、自分のもっている数学の参考書とルーズリーフを出した
奈々美(数学の参考書持ってきておいてよかった…
この参考書、訳がわからないんだよね…)
カルマ「で?どこがわからないの?」
奈々美「この図形のやつと計算」
カルマ「オーケー
じゃあまず、公式はわかる?」
こうして私たちは数学を進めた