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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第8章 何故、そんな事を?









その後、エルヴィンとハンジ以外は廊下に出て、
ハンジは後ろを向きながらエルヴィンに怪我の処置の指示を
出し続けた。


何度も振り返ろうとしたが、
エルヴィンの切なそうな表情を思い出すとそれが出来ず、
ぐっと堪える。


エルヴィンから口頭で伝えられる傷は
治りかけの傷が開いてしまった感じだったので、
念の為縫合するように指示した。

調査兵団では応急処置の他、縫合技術も学ぶように指導しているので、
ハンジ程ではないがエルヴィンも器用にそれをこなせるのだ。


エルヴィンが包帯を巻き終わり、ナナシの部屋のクローゼットから
彼がいつも着ていたタートルネックのインナーを出して着せ
身支度を整えると、やっとハンジに振り向く許可が出た。






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