過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】
第33章 ナナシの想い
そんなエルヴィンの興奮状態をわかっているのか、
いないのか・・・ナナシは仮眠室のベッドに近づくと、
いきなり「・・・ん」と悩ましげな声を上げてフルリと震えた。
その官能的な声や仕草だけでエルヴィンの息子は・・・(以下略)。
俺を殺す気か?と思う程挑発してくるナナシに
(本人はきっと無自覚無意識)、エルヴィンが固まっていると
女性の身体になったナナシが振り返った。
彼・・・いや、彼女になったナナシは恥ずかしそうにしながら、
「これで良いか?」と首を傾げてきたので、
エルヴィンの理性はそこでプッツンと切れ、
勢い良くナナシをベッドに押し倒した。