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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第31章 夢の残骸












エルヴィンが話に割り込むと、カールは
「わかってないな」と言うように首を横に振り、反論する。


「申し上げているでしょう?だからこそ是非副長に
ご協力願いたいのですよ。お見受けした所、副長は不老不死の如く
歳を取っていない・・・。その身体に神秘の秘密が隠されているのならば、
人類のために協力すべきです。貴方だってそう思うでしょう?
スミス団長?」


カールの言う事は最もだ。

エルヴィンもカールと同じ事を考えたし、
今でも人類のためにはどんな犠牲も、協力させる事も必要だと考えている。




「そうですね。正直に言えば私も貴方と同じ事を考えていました」






―――だが・・・・





「だが、大義も信念も無くし、欲望だけとなった貴方の姿を見て、
私の考えは変わりました。貴方の作った私兵は強力で、
延命の余地があれば使い物になるかもしれないが、
それが必ずしも人類の為になるとは限らない。
研究の成果が出たとしても、その時貴方は本当に人類の為に
その力を振るうのか、私には甚だ疑問です」






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