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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第22章 許せないのは・・・













身を硬くするナナシを心配そうに見つめた後、
エルヴィンは起き上がりナナシの衣服を整えながら淡々と質問する。


「どこか痛い所は無いか?」

「特には・・・」

「・・・・中の処理は?」


その質問でエルヴィンがナナシとリヴァイの間に何があったか
知っているのだと知れ、思わず目を伏せる。

エルヴィンの声色に怒りの感情は感じられないが、
普段からの嫉妬深さを知っている身としては。
逆にその反応が恐ろしかった。

膝の上できゅっと拳を握り締めながら、ナナシはエルヴィンに尋ねた。


「・・・怒らないのか?」

「・・・何を?」

「・・・・・・・・・・・」


エルヴィンはあくまで冷静だ。
その冷静さがナナシを追い詰める。


後ろめたさを感じていると、エルヴィンは溜息を吐いて
リヴァイとの事を知っていると告げた。






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