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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第17章 囚われてしまった











今のエルヴィンは立体機動装置も付けておらず、
三階から落ちればタダでは済まない。

傍に居ない方が彼のためになると思うからこそ距離を取っているのに、
それが原因で死なれては意味が無くなってしまう。

ナナシはエルヴィンが落下した直後、自身も窓から飛び降りた。




エルヴィンは落下しながらナナシが来るのを待っていたかのように、
真っ直ぐ空を見つめていた。

ナナシは空中でエルヴィンを掴むとその身体を抱き込むように抱え、
筋肉操作で身体を強化し地面へ着地した。

着地と同時にビキッと身体が傷んだが、
エルヴィンの無事が気になり彼の身体を弄る。


「ど、どこも怪我・・・しておらぬか?」


必死に怪我をしていないか触れていると、
エルヴィンがぎゅっとナナシを包み込むように抱き寄せた。






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