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【ブラコン×テニプリ】Treasure

第6章 06.球技大会


今日は5,6時間目を使って球技大会について話し合いをしていた。

『今年の球技大会は風斗も出られるの?』
風「…運悪くその日は仕事ないんだよね」
『え、なんで運悪いのさ?いいんじゃなくて?』
風「悪いでしょ、どう考えても。ボール遊びなんかして怪我とかしたらどうするつもり?僕、国民的アイドルなのに。」
『ああ…そういうこと。私は楽しみだなー』

私は改めて黒板に書かれた種目に視線を移した。
テニス、バスケ、バドミントン、バレー…などなど。
正直、マネージャーではあるから、テニスもやりたいけど…自分の部活の種目は選んじゃいけないみたいだから、テニスは選べない。
…こうなったら…

風「バスケにするつもり?」
『え、なんで分かったの?』
風「当たり前でしょ」
『ふーん?』

なんて言ってると、風斗もバスケに候補を入れた。
あっ、私も!

『委員長ー、私もバスケにする!』
委「了解ー。W朝日奈はバスケ、と」
『なに、その略し方』
風「ほんと、不愉快」
委「楽だから。」

しっかりしてんだか、してないんだか分からない、うちのクラスの委員長は黒板に書かれてるバスケの部分にW朝日奈と書いた。
せめて、朝日奈(女),(男)とかしてくんないかな。
…まぁ、いいけど。

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そして放課後。
今日もしっかりマネージャー業に励んでいた。

理「へぇ、じゃあ、凌香はバスケにするんだー。」
『まぁね。理恵はバレー?』
理「うん!」

理恵は小さい頃から中学に入る前まで、バレーをやっていたらしい。
だから、すごい自信があるみたい。

理「あー、楽しみだなー!」
『理恵って意外と運動神経いいよね』
理「意外と、って何よー!そういう凌香だって運動神経凄くいいじゃない」
『そんなこと、ないと思うけど…』
凌「またまたー。謙遜しちゃってー。』

なんて話しながらもしっかり手を動かす。
そろそろ部活終わりかな?と思ってると、部員たちが部室に入ってきた。

向「あー、疲れたー」
忍「ほんま岳人は体力ないわー」
向「う、うるせー!」
宍「図星だな」
『宍戸は体力あるよねー』
宍「まぁな。それだけが取り柄だからな」

宍戸はちょっとすば兄と似てるよなー、なんて眺める。
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