第9章 【プロボーズ編】
「たっだいまー!」
ドアを勢いよく開けると同時に
笑顔で出迎えてくれる彼女を強く抱きしめる
「もう、英二くん///お料理冷めちゃうよ?」
そう言ってオレの腕の中から抜け出した彼女に
小さな包みを手渡す
「?、今日は英二くんの誕生日だよ・・・?」
「いーからいーから♪」
不思議そうに包みを開けた彼女の顔が驚きに変わり
そして目から涙がこぼれる
「今回のは特別だよん?
なんたって給料3カ月分だかんね♪」
そう言って笑うと
彼女もオレが大好きな笑顔になった
さ、乾杯をしよう
これからの2人の未来に____