第6章 【ライバル編】
「英二先輩、お待たせしました。」
あ、りおんだ!
声のしたほうを見ると、りおんがすごくきれーな服を着てたっていた。
その服、知ってる!「ふりそで」って言うんだ!!
「わぁ!りおん、とってもきれー!」
「ふふ、ありがとう、玲音。」
そう言って、りおんが頭をなでてくれた!
いつも可愛いりおんの笑顔だけど、「ふりそで」を着ているから、今日は特にきれー!!
えーじも、ぼーっとしてりおんに見惚れている。
そういえば、ふりそでを着ているりおんは、この間、テレビで見た花嫁さんみたいだ!
「ねぇねぇ、りおん!」
「なーに?、玲音?」
「りおん、花嫁さんみたい!」
「・・・え?」
「りおん!、大きくなったら、それ着ておれのお嫁さんになってね!」
そういうと、りおんもおとーさんもおかーさんも、顔を見合わせて笑いだした。
「なんで笑うの?、おれ、りおんが大好きだもん!、りおんだって、いつもおれのこと大好きっていってるもん!、2人とも大好きだから、結婚するんだもん!」
すると突然、えーじがおれとりおんの間に入ってきたと思ったら、またニィっと笑って言ったんだ。
「残念無念、また来週~!、璃音はオレと結婚するから、玲音とは結婚出来ないよん!」
えぇぇぇぇ!!
えーじ、何言ってんだよ!
りおんの顔を見ると、りおんは真っ赤な顔をしていて、おとーさんとおかーさんは、ニコニコ笑っていて、あらあら、英二くんがもらってくれるなら安心ね、なんて、言い合っている。