第4章 客
次の日に
私はレンタルの方のバイトを朝から励んでいました
大きな町ではないので、昼前から客が来るわけでなく
私は、たった一人だけで次の人が来るまで
仕事を任されたいたのだ
お客はいない今は
レンタルビデオやCDの整理などをしながら
時々返しに来る
お客の接客をしながら私は過ごした
昼過ぎの落ち着いた時間に店のドアが開いて
お客が一人入って来た
私は、レンタルビデオ棚の整理をしながら
声をかけた
「いらしゃいませ~っ」
そのお客は、何かを探してるのか
棚をフラフラとした感じで見ていた
私はそっとカウンターの方に進み
パソコンを確認する作業に変えるた
入って来たお客は、まだ探し続けていた
店は節約のために電球が半分にされてた為に
薄暗くお客の顔は見えなかったが
男の人だとわかった
私はパソコンの画面から
延滞してるお客を確認している時に
お客がカウンターに近づいて来て
顔を見ると息を吞むほど驚いた
私の前に立っていたのは
海で会っていた安田章大だったのだ
「な、なんで?」
私は驚いて立っていると
彼は、悪びれる様子もなく
安田「昨日の夜に言ってたやん」
ニッコリと私に笑顔を見せて照れ臭そうに
安田「商店街のレンタル屋とコンビニってさ」
「そ、それで、もしかして探して来たんですか?」
驚いて聞く私に、彼は小さく笑うと
安田「やって、会いたかってん
すぐに分かって助かったけどさ」
「えっ?」
胸の鼓動が大きく動き始めた