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my self

第33章 恋愛の基本






不思議そうにしてる私に彼女は

優しく話してくれた



「心配かけたくなかったんじゃない?

だから自分の立場とか

何も教えてなかったんじゃないかなぁって」



彼女の話しは最もだけど

私の気持ちは複雑だった



「でも、私は教えて欲しかった」


「まぁ、女にしたらそうだよね」



私は小さく頷いた



「でもね、由夢がこれを知ったらさ

辛くなるって思ったんじゃないかなぁ?」



「....まぁ、そうだけどさ」



「男のプライドもあるだろうし

守りたかったと思うよ」



「そっか.....」



私は、連絡が来なくなったのは

これのせいだったと理解した



「まぁ、恋愛ってさ誰とやっても大変なもんだよ」



彼女は変な事を言い出した



「えっ?」



私は、彼女を見つめた



「相手の気持ちを理解して進まないと

必ず行き止まりになっちゃうしね

それがアイドルか一般かなんて

大きく違わないと私は思うけど」




「相手の気持ちを理解?」



「だってさ、自分の気持ちばかりを押し通したら

絶対に嫌われるでしょう?」



「まぁ、そうだよね」


私は彼女の言う事に納得していた



「ようはさ、アイドルとか

そんなの関係ないんじゃない?

たまたま、恋愛の相手が有名人だっただけでさ

恋愛の大変さは変わんないと思うの

そりゃね、見つかったらダメとか

特別ルールあるとは思うけどさ

基本は変わんないじゃないのかな?」



私は彼女の言葉を聞いて

私の心が軽くなっていた


「ありがとう」


私は微笑みながらお礼を伝えた


「ううん、応援してるんだからさ

負けんなよ」


彼女は私の背中を軽く叩いた


「あのね、また絵のコンテストに応募しよと思ってるの」


「そっか、頑張ってよ!

もし、仕事を変わらなきゃならない時は

言ってね協力するからさ」


私は彼女に感謝しながら頷いた


そして心の中で私は本当に幸せ者だと

嬉しく思っていたのでした
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