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my self

第2章 城



 私は会えた驚きと絵を見られた恥ずかしさで

顔が熱くなり心臓は驚く速さで動いているのが

自分でもわかりました



しかし彼は当然のように

絵を描いてる私の横に座りました


「こんばんは」


突然の事に私は

昨日のように私は挨拶をしました


安田「こんばんわぁ」


私に合わすかのように

何も変わらない様子で挨拶を返してくた


そして当たり前かのように

静かにギターを鳴らし始めたのでした



私は嬉しくなって笑顔になっていましたが

彼の曲作りの邪魔をしないように

また城を描き続けました



素敵な時間が訪れに

私の絵も気のせいか優しくなっていった



一曲弾き終わったのか彼は私の絵を覗き込んだ


安田「ほんまに、めちゃ上手いやん、やっぱり」

関心しながら言ってくれました



私は褒められた事に嬉しくなって



「素敵な曲を聞かしてもらえたので」



「俺の曲でなん?」


私の言葉に彼は喜びを顔にだした、

その笑顔につられるように私も笑顔になる



安田「なら、もっと曲聞かさなアカンかな」



そう言うと、また弾き始めてくれたのでした




私はその曲に導かれるようにスケッチブックに

鉛筆を走らせていた


彼もそんな私を知ってるのか

創作に合わせるかのように

何曲も弾いてくれていました



そして私の手の動きが終わると

彼の曲も終わりました


私は、そっと鉛筆を下に置くと

静かに私を見ている彼に得意げに見せたのでした



安田「えっ、俺?」



彼は驚くとスケッチブックを手に取って

絵と私を何度も視線を行ったり来たりさせていた



安田「スゲー、俺やん」



喜んでくれる彼を見て私たちは嬉しくなって



「良かったら、プレゼントしますよ」


スケッチブックを破くと彼に渡したのでした


安田「ほんまにええん、めっさ嬉しいわぁ」



彼は受け取ると

くしゃくしゃの笑顔で喜んでくれました


その笑顔を見るとまた胸の奥が熱くなるのを

私は強く感じていたのでした


この気持ちが恋に向かっているとは知らずに

一緒の時間を楽しんでいたのでした


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