第19章 彼の理性
彼はしばらく私を抱きしめていたが
そっと身体がら離すと私を見つめて
安田「俺、明日は早朝から仕事やねん」
「えっ、そうなですか?」
私が驚いていると、優しく微笑んで
安田「俺、ゆめちゃんのLINEでさぁ
突然めっさ不安になったんや、
だから文字じゃなくって、急いで来たんやで」
私の中に彼の優しさと愛が
すごい速さで流れ込んでくる
「や、安田さん.....」
安田「おん?」
「本当にすいません.....」
私は頷きながら言うと
彼は優しく私の頭に手を置くと
安田「ええんや、俺が勝手にした事なんやから
気にしやんでええやぁ」
「でも、私がちゃんと考えて話せば良かったんです
そしたら、安田さんは慌てて来る事は......」
彼の両手がそっと私の頬を触った
そして強引に顔を上げさせた
私が驚いて彼を無言で見ると
安田「俺は、そんな小さい男ちゃうからな?」
「えっ」
驚いてる私に彼は続けた
安田「自分のした事を俺はやったたって
思うヤツちゃうねん
明日、仕事が大変でのそれは俺のせいや
それを人のせいしたくない」
彼の考えのすごさに驚いていた
彼は自分をしっかり持った人だと
「安田さんって、本当にすごいですね....」
安田「えっ、なんでなん?」
「そんな考えかたするなんて、いつも人は
これだけしたって思うじゃないですか?」
安田「そうかなぁ、
まぁ俺が勝手にした事やから
ほんまに気にせんといてや」
そう言うと彼は優しく頭を撫でてくれた
私は撫でられながら小さく頷いた
彼の大きさを感じながら