第17章 悲しみ
しかしどんなに待っていても
彼からの返事は来なかった
また、私の心を別の不安が襲い始めていた
まさか、あんなに優しい彼が何も言わずに
このまま終わりにするとは考えたくない
もしかすると、教えた事がまずかったのか
それとも仕事で返事が出来ないのか
私は色々考えていたが
どんなに考えても答えはでないので
返事を待とうと思った
私は帰り道で考えていた
もしこのまま、彼と終わってしまたら
私の明日はどうなるのだろうか?
彼が応援してくれた夢を
頑張っていけるのだろうか?
片思いでも素敵な恋だった
もしかしたら世界で一番
素敵な恋をしたのかも知れないと
自分に強く言い聞かせて
この悲しみを乗り越えようとしていた