• テキストサイズ

my self

第1章 出会い



私は誰か知った途端に焦っていた

なぜ、有名なアイドルがこんな場所に!

私の頭はパニックになっていたのを

彼は不思議そうな顔をして見ていた


安田「どなんしたん?」



私は無言で首を振った


今さら芸能人って知って

怖じ気ついたとは言えなかったからだ



そんな私を見て彼は何故か笑うと

無言で隣を叩いた



「えっ?」



驚いている私に彼は



安田「隣にどうぞ」



微笑みながら私を誘う彼に

断る言葉が見当たらずにゆっくりと足を動かした



「あのぉ、いいんですか?」



私の言葉に彼は警戒なく答えた


安田「うん?何がぁ」



ゆっくりとした口調と優しい声で聞かれると

こっちの心もゆったりとしてくる


「あの、関ジャニ∞の安田章大さんですよね」



私の問いに彼は一瞬動きを止めたが

突然に顔をくしゃとして微笑んでくれた



安田「おん、知らんのかと思ってたわぁ」



彼のその笑顔に胸の奥が熱くなってくるのを

感じた


「知らないはずないですよ、有名なのに」


その私の言葉に彼は笑顔で答えて

私が隣に座るのも待たずに

またギターを弾き始めたのでした




それは、静かなゆっくりとした曲で

私の心の中にしみていっていくのを私は

ただ美しいメロディーに立ち尽くし涙を流していたのでした





弾き終わった彼は泣いている私を見て驚いた


安田「えっ、なっ、どなんしたん?」


ギターを置いて彼は立っている私の所に走って来た



私は急いで涙を拭きながら笑って答えた



「安田さんの曲が素敵すぎて....」



私の言葉に安田さんは、少し顔を赤らめながら笑うと



安田「ありがとう....」


その安田さんに鼓動のスピードが

速くなっていくのでした。






/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp