• テキストサイズ

my self

第6章 力




 私は安田さんが来ると言った3日間で

彼の曲のCDやDVDを買いあさっていました



少しでも彼の事を知りたい一心で



でも、彼を知れば知るほどスゴイ人だと知り

そんな人との出会えた奇跡を神様に

感謝していたのでした




そして心のどこかでは無理だと思いながら

もし奇跡が私に届くなら絶対にチャンスを手にしたいと

貪欲な自分が生まれ始めていたのでした





そして、約束の日は実は休みだったのに

店長に自ら申し出て仕事を入れてもらうという

馬鹿な行動をしてました



もし、彼が来て他の人なら

アイドルが来てると知られるし....



この時の私は自分の夢より

彼に恋になっていたのだ



ドアが開く度に彼ではないかと

胸をときめかせながら見てしまてました


しかし、彼は夕方になっても来てくれませんでした


わたしの上がりの時間に近づくにつれて

私のため息の数はどんどん増えていて



仕事で来れない?

やっぱり あれは夢だったのか?



私はため息交じりで店のパソコンに向かい

彼のデーターを開けました




「!!!!!!!」



見て私は言葉を失いました

彼の住所はここからかなり離れていたのです

ここから、安田さんは会いに来てくれていた


そんな遠い所から会いに来てくれた嬉しさと

ここに名前があるという事は

夢ではなく現実だという嬉しさで笑っていました



「安田さん、本名で入れてるんだけど....

本当にまじめだなぁ、」



私は、パソコンの画面の彼の名前に指で触れながら

彼を思っていました


そこに時間になって店長がやって来ました


「おつかれ、今日は本当にありがとうな!助かったよ」


「いえ、お疲れ様です」


私がそう言いながら店長に店の鍵を渡そうとした時に

扉が開いて息を切らしたお客が入って来ました


/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp