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my self

第5章 気持ち



 私は今日の仕事が全て終わって

帰宅する道で一人考えていた


 


彼は何故、私に優しくしてくれるのだろうか



私の夢を応援してくれるから?



でもそれだけで、あそこまで?





子供の時から絵を描くことしか興味なく

恋しても片思い止まりの私には

男心なんて




彼の優しさ届いては来るが

彼の本意が分からない

だから、どうして良いのか分からない



彼の驚く行動に

戸惑ばかりだ






私の気持ちは?




彼は芸能人なだけあって

やっぱり磨かれてるし、男前だし


他の男性と全く違う

優しさも気の使い方も最高で

会う度にドキドキされて幸せで





そして.......



彼の空気

ゆっくりとした雰囲気が心を穏やかにしてくれる

そして、あの笑顔に包まれたら

どんな事だって幸せに感じてしまう




ずっと包まれていたいたと願う貪欲な自分と

そんな上手い事になるはずは無いと冷静な私が

心で入り乱れていた




ゆっくりと歩きながら私は空を見上げた




昨日と同じ星空が何も変わらず広がっていた





しかし昨日のように綺麗だと感じてなかった

星は何も変わってないのに



「あの時は一緒に見たから、綺麗だったんだ....」


私は自然に呟いていた





私は、その瞬間に自分の気持ちを自覚したのだ





私は、この空の星のように

けっして手を伸ばしても届く事のない

星のような遠い人に恋をした.....






星を見ながら私は大きなため息と

涙を浮かべていたのでした



 
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