第3章 【暁のヨナ】蜂蜜の誘惑▶︎ハク
「、、、そんなの、だめよ、、、、、わたしは、、、ハクが、、、す、、、」
顔を真っ赤にして俯いて、
姫さんは何やらゴニョゴニョと俺から目を逸らして呟いた。
ほっぺたの両端をつまんで、ぎゅーっと引っ張ると、
不細工で愛らしい顔がやっとこっちを見た。
「ふぇ、、、はふ、、はなひへ、、、!」
潤んだ瞳で見つめる姫さんが一生懸命俺から視線を逸らそうとして、
可愛くて仕方がない。
「ほら、聞こえませんけど、なんて言ったんです?」
「、、、、、だ、だから!!!!
わたしも、ハクが好きかもしれない!!!!」
かもしれない、って、、、、。
ふっとつい吹き出してしまった直後、
唇にキスをした。
唇の柔らかさを感じるように、何度も啄むようなキスを落とすと
姫さんはの小さな吐息が漏れる。
「ん、、、ふ、、っ、、、ん、、、、」
熱い息が絡み合って、舌を押し込むと、
少し身体を震わせながらも必死で受け入れ、
どちらの唾液かわからないくらい、口内で混ざり合う。
「、、、かもしれない、じゃなくて、好きって言わせてやる。ヨナ、、、、」
「はぁ、、はぁ、、、ん、、、は、く、、、」
今まで何度も殺してきた感情が、
決壊したように流れ出してきた。