第1章 やあやあこれなるは‥‥
小「主様…?」
鶴「主?」
三「どうした主、顔を上げたらどうだ?」
顔なんて上げられるわけが無い
『俺って…』
鶴「ん?」
『…気持ち悪い、だろ?』
三「いや、主の事は好きだぞ」
『好きって、お前わかってるのか?だって衆道が好きなんだぜ?気持ち悪いに決まってんだろ!?』
あー、やばい
目がじわりと歪んでいく
泣くなんて俺かっこ悪い
小「主様。この小狐丸、主様の趣味は既に存じ上げておりまする」
………え?
『ど、どうして知ってるんだ?』
むしろ
鶴「前、短剣の奴らが主にどうしても会いたくて部屋に入ったんだよ」
『なっ…
じゃあ皆知ってたのか?』
三「そうなるな、しかし誰も主が嫌いになっていない
と言うかむしろ…」
ドタドタドタドタ
へ「主!何かあったのですか!?」
先程の大声を聞いて助けに来てくれたらしい長谷部
『あ、あぁ、大丈夫だ長谷部
ありがとな』
そう言って笑いかけると
へ「お、俺の仕事ですので//」
また走り去っていった
三「ほう…」
顎に手を当て、考えるポーズを取る三日月
『なんだ三日月、言いたいことがあるなら言えよ』
三「いや、ちなみに主。三ヶ月前位から周りの奴らに変化はないか?」
『ああ、良く解ったな。短剣達はやけに抱きついて来るようになったし。長谷部なんて今の通りだ
何か、知ってるのか?』
三「鈍いやつめ、ほかの奴等が哀れになるな」
何を言ってるんだろうか
三日月は本当にわかりにくい
鶴「ってか大体、よほどのことがない限り俺らが主を嫌いになる訳ねえだろ?」
小「主様は私達を救ってくださったのですから
あの血で塗り固められたあの本丸から」
ぼっと顔に熱がこもるのがわかる
『なっ…もうこの話はやめだ!さぁお前ら、内番を始めろ!』
鶴「ぷっ、了解」
三「あいわかった、行くぞ小狐丸」
小「うん?了解した」
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