第8章 遊園地へ Let's go!
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モ「楽しかったですね!遊園地!」
遊園地からの帰り道、モモさんが満面の笑みでそう言った。
団員は口々に賛同する。
キ「そういえば…キサラギ、今日は大丈夫だったのか?」
モ「あ、はい!何故か大丈夫でした。お陰で目一杯はしゃいじゃいましたよ」
私は二人の会話を聞いて、キドの言葉に疑問を感じたが、すぐに納得した。
モモさんはアイドル。しかもそれに《能力》もプラスされるので、気付かれれば遊園地内は大騒動になっていただろう。
まあ、今回は大丈夫だったようだ。
シ「それにしても…なんでセトとヒビヤはそんなに疲れた顔してんだ?」
シンタローさんの発言を聞いて、セトさんとヒビヤくんの方を改めて見る。
見てみると、確かに二人の顔は疲労が浮かんでいる。
遊び疲れたのかな?
すると、セトさんの背中に乗っているマリーちゃんが、泣きそうな声で呟いた。
マ「ご、ごめんねセト…重たいよね…」
セ「そんな事ないっすよマリー!マリーは軽いっすよ」
セトさんは爽やかな笑顔でマリーちゃんを慰める。
マリーちゃんは安心したようにはにかんでた。
そんな微笑ましい二人とは対照的に、ヒビヤくんは一つ溜息をつく。
ヒ「おばさんに色々と連れ回されたんだよ…コノハも勝手にどっか行っちゃうし……」
はぁ、とまた小学生とは思えない程重い溜息をつくヒビヤくん。
相当疲れたみたい。