第4章 メカクシ団
そっから先、各々自己紹介してくれた。
人数多いから省略させてもらいますね。
作者がめんどくさがってるんです。←
昨日の人→セトさん
白モフさん→マリーちゃん
赤ジャージさん→シンタローさん
ピンクパーカーさん→モモさん
チビ男子くん→ヒビヤくん
白髪さん→コノハさん
スマホの人→エネさん
……スマホ!?!?!?
「えっ!?!?な、なんでスマホの中に人が…!?!?自我があるって、どういう…!?!?」
「あ〜…それはまぁ気にしなくて良いんですよ!」
え…めちゃくちゃ気になります。
納得のいかない顔でエネさんをじっと見る。
目を逸らしたら負けな気がする。
そんなくだらない意地で睨み合っていると、気だるそうな声が聞こえてきた。
「…おい…オレはいつまでこの状態なんだよ!」
「何言ってんのお兄ちゃん!女の子のお風呂覗くとか、ほんとサイテーだから!暫くそのまま!!」
シンタローさんとモモさんは兄弟らしい。
確かに…似てる、気がする。
それは置いておいて。
あのほぼ全裸で縛られてる状況って、かなり可哀想…。
私はモモさんに歩み寄り、あの…と声をかけた。
「私は大丈夫なので…シンタローさんを解放してあげてください…」
「えっ!?でも…良い、の…?」
「…はい」
「…そっか。良かったねお兄ちゃん、カナちゃんが聖母並に優しくて」
そう言って、モモさんはシンタローさんを縛っている縄を外しにかかった。