第3章 もう我慢できない… *裏
ピンポーン。
「はーい!」
インターホンがなり、ちょうど時計を見ると夏美が来る時間だったから、多分夏美だろう。
ウキウキしながらドアを開ける。
ガチャっとドアを開けると、夏美が立っており、俺の顔を見た途端に微笑んでくれる。もちろん、俺も彼女の姿を見て顔が思いっきり緩んだ。
「待ってたぜ、夏美!さ、上がって!」
「うん、カズ君。お待たせ!」
(あーもう、やっぱりかっわいい…!)
俺は付き合う前も今もずっとこの笑顔が堪らなく大好きで、何度見ても飽きない。
だから、俺が先走って夏美をもし悲しませこの笑顔が見れなくなると思うと、キス以上からなかなか進めなかった。
思わず彼女の桜色の唇をとっさに見るとピンクのグロスが塗られ、ツヤツヤしていた。
(おい、勉強するってのに早速チューしたくなんじゃん!!)
ここはPGとして冷静にならなきゃいかんと思い、必死に平静を装う。
「お邪魔します。」
夏美は重い荷物を置き、靴を揃えてる途中で俺は荷物を持つ。
「あ、カズ君。ありがとう。」
「どいたま!じゃあ、付いてきて。」
夏美が玄関から上がると俺は手招きして2階へ上がり、自分の部屋を案内する。
俺が先に部屋のドアを開けて、夏美をとうとう入れる。
「うわー、ここがカズ君の部屋かあ。」
「ま、ちょっときたねーけどな。ここ座って。」
荷物を適当な所に置いて、口を広げてる夏美の隣に行き、腰を抱き寄せてそっと座らせた。