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300Kmと0㎝

第10章 一週間は終わりを告げる




藍蘭

藍蘭「確認、終わりました。」

先生、大地に伝える。

すると、大地は、

澤「せいれーつ!」

バスに背を向ける様にして、整列する。

澤「ありがとうございましたっ!!」
全「ありがとうございましたっ!!」

頭を下げて、みんなが同時に顔を上げる。

バスに乗り込むと、みんなが手を振ってくれた。

窓を開けるメンバーに乗じて窓を開ける。

マネージャーのみんなに手を振る。

藍蘭「またねー!」

声をかけると様々な声が返ってきて、
むねが暖かくなった。

こっそり赤葦さんに目を向けると、
木兎さんの事を何か制止していた。

木「またなーっ!!」

バスに近付こうとしているのを制止している様だ。

バスが出発する。
私達は、好敵手達に別れを告げた。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

みんなか寝てしまった頃、
自分のスマホのコール音が聞こえた。

驚きながら、急いでとる。

『藍蘭さん、ですか』
「は、はいっ。」

声が近くて、緊張する。
機械を通しての声は少し違う。

『俺、期待してもいいですか?』
「えっと…?」

『俺、頑張りますから。あの言葉、忘れないで下さいね。』
「赤葦さん、私、何のことか…。」
『また、次のときお話ししましょう。』
「は、はい。」

わからないまま、お互いさようならをして
電話は、切れてしまった。


また彼は、私の中に何か置いていってしまった。
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