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300Kmと0㎝

第4章 静かに見守るあの影は…



藍蘭

黒尾さんと別れて、女子部屋に戻った。

藍蘭「まだ、やれることってある?」
清水「今から、みんなのとこにジャージ渡してくる。」
藍蘭「行くよ。」
清水「じゃあ、これよろしく。」

谷地ちゃんと、清水と一緒に
男子部屋へ。

西谷/田中「お待ちしておりました清子さんっ!」

清水が手をかけようとした時に開いたものだから
私と谷地ちゃんは、驚いて固まっていた。

「じゃま」
と、たった一言で一掃すると部屋に入った。

澤村「ありがとな。」

ジャージを渡していくとお礼を言われた。

藍蘭「いーえ。」
澤村「夜遅くまで働かせたりして悪いな。」
藍蘭「じゃあ、澤村君手伝ってくれる?」
澤村「えっと、うん」
藍蘭「澤村君試合とかで大変でしょ。冗談だから、いーよ。」
澤村「悪いな。」
藍蘭「謝るなら、少しでも勝ってくれれば楽になるかなぁ」
澤村「それに関しては、返す言葉がないな。」
藍蘭「頑張れ、キャプテン。」
澤村「おう。」


全員にジャージを渡し終えて部屋に戻ろうとした。
藍蘭「あっ、澤村君。」

きっとキャプテンどうしでアドレス位交換しているだろう。
木兎さんから、赤葦さんの聞けばいいな。

澤村「ん?」
藍蘭「木兎さんのアドレス知らない?」
澤村「知ってるけど…どうしたんだ?」
藍蘭「少し聞きたいことがあって。」
澤村「俺、聞いておこうか?」
藍蘭「いや、いいの。ちょっとしたことだし。」
澤村「そうか。」

そう言うと彼はメールアドレスと、電話番号をメモして渡してくれた。

藍蘭「ありがとう。」
澤村「木兎に、よろしくな。」
藍蘭「うん。おやすみ。」

そう言って私は部屋を出た。
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