• テキストサイズ

300Kmと0㎝

第4章 静かに見守るあの影は…



藍蘭

夕食も済ませ、お風呂を上がってきた私は
考えていた。

藍蘭『やっぱり、ちゃんと話そう。なるべく近い内に。』

清水「藍蘭、また考え事?」
藍蘭「まぁ、少しだけ…。」
清水「…私は、藍蘭の事を全部わかるわけじゃない。けど、話は、聞ける。」

口下手な彼女がこう言ってくれたのだ。
俄然私は、頑張らないといけない気がした。

藍蘭「頼っちゃうかもしれない。近い内に。」

なんとなくそんな気がしたから、
それを言葉にすると彼女は微笑んで頷いてくれた。

藍蘭「私、少し行ってくるね。先、行ってて。」

清水「いってらっしゃい」

彼女はそれだけ言って、何も聞かずに送り出してくれた。
その優しさが、とても暖かった。
/ 153ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp