第14章 熱
藍蘭
木葉「藍蘭ちゃん?って赤葦の彼女なんだ。」
ビクッ!と肩を震わせながら振り返ると
梟谷のみなさん。
声をかけてくれたのは木葉さん。
猿杭「赤葦がお世話になってます。」
なんておどけながらお辞儀をする猿杭さん。
なにも言わずにじっと私を見ているのが鷲尾さん。
小見「赤葦が選ぶだけあってかわいいなー」
そんな風に褒めてくれた小見さん。
お世辞でも嬉しいです。
そうして梟谷の三年生さんs'に囲まれた私。
三年生さんでも、光太郎はいない。
一年生の尾長くんも、赤葦くんもいない。
藍蘭「皆さん、どうしたんですか??」
疑問に思ったことを素直に口にする。
猿「用っていうかね〜。」
小「とりあえずイジリに来たっていうかなぁ」
ケラケラと3方は笑う。