第11章 恋が始まる夏祭り
〜後日談〜
「おーおー、巣立ちは存外早かったねェ」
銀時は綿あめを食べながら、神楽と沖田を見ている。
神楽と沖田はと言うと……。
「何でも撃ち落としてやんよ」
「じゃ、次あれアル!」
「ばっか、お前、ありゃフェイクでィ」
ドラえもんのお面を頭に乗せて射的用の銃を持っている沖田とりんご飴を食べている神楽が楽しそうに話している。
「意外にとやかく文句を言わないんだな」
土方は少し呆れた様子で銀時を見た。
「それを野暮って言うのよ。大串くん。それに、お前も人のこと言えねェだろ」
「……まあな」
お子ちゃま2人のことが心配で尾行をしていた保護者2人であった。
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