第10章 幸せな誕生日
〜その後〜
「うめえぇぇぇぇぇ!」
沖田から貰ったケーキを夢中で食べながら、念願だったケーキを食べれて神楽は上機嫌だった。
「……」
そんな神楽を見ながら、沖田はふと、気になっていたことを神楽に聞いた。
「……名前」
「ん?」
「知ってたのか?」
「ウン」
神楽はガツガツとケーキを食べながら答えた。そして、ニヤリと笑った。
「そっちで呼んだらもっとくれるかと思って♡」
その瞬間、沖田は目を見開いた。
「な!?」
「ごちそーさまヨー」
おほほほほと高笑いをしながら、神楽はその身体能力を生かして逃げて行った。
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