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この命、君に捧ぐ
第14章 桜の木
「結構遠いね~」
「そうだね...」
車には乗れないから、徒歩なんだ。
昼間っから空は飛べないしね。
そして歩いてかれこれ1時間。
「あそこです」
指さした先には綺麗な花畑の中にお墓があった。
"西城家之墓"
そう彫られていた。
「あれ?」
「ん?」
「花が、置かれてる...」
ここは身内しか来ない。
でも親戚の人達は遠いからあまり来ないし。
じゃあ、だれがこの花を....?
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