第11章 失う事の悲しみ(ルカside)
>>ガシャンッ
「きゃぁっ!!!」
「澪!」
奴らが入って来た。
どうして、一人じゃ守りきれない....
「ルカ!!大丈夫?!」
「ソラ...」
血まみれのソラが息を切らして駆けつけた。
ニッと笑い、駆け寄ってきた。
「血まみれ、だけど...」
「ちょっとね」
へへへ、と笑って誤魔化すもやっぱりなんかあったのだろうか。
「ルカ、君はとりあえず澪ちゃんを安全なとこへ連れて行って。」
弱っているだろうに、僕よりソラのほうが...
でも、素直に頷き澪を連れ外へ出た。