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この命、君に捧ぐ

第10章 ベストな選択肢



ある日、僕は一度だけルカに会った。

彼は前とは変わり、黒のフードを身につけてカッコ良くもなりまるで別人だった。

『ソラ』

ぽっかり空いたようなとこへ着く。

『ここに桜を植えよう。』

そう言って出したのは桜の苗。

『どうして?』

桜なんて見たことなかったけど、桜が咲くのは春だと聞いた。
今はもう秋。
季節外れだ。

『いつか、何かを決断するとき、そのときにふと立ち寄って決意する勇気を貰える場所にしたいんだ。』

彼はそう僕に言った。
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