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この命、君に捧ぐ
第6章 両親の事故死した本当の理由
「でもね、大丈夫!この特別の印があればまたルカくんに会えると思うの!」
「きっと会える。僕が探しに行くよ」
十字架の痣。
じわりと消え去る。
「お別れだ」
「...うん、ばいばい。」
走った。泣くなんて男らしくない。
でも、涙が溢れてくる。
これがツライ、悲しいという気持ちなのだろう。
『ルカ』
「....」
冷たい目のヤツが、沈黙のあとニコッと微笑む。
『よくやった』
分かったよ。僕。
僕は彼女に酷いことをしたんだね。
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