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この命、君に捧ぐ

第6章 両親の事故死した本当の理由



「貴方はだぁれ?」

「僕はルカ。君は?」

「私は西城澪«ミオ»。」

西城家。
そこは有名な家族で、父親は社長。母親は女優。

彼女は仕事で忙しい2人に愛想振りまき、ひたすら平然を装っていたという。

でも、もう限界に来ていた。

「ママもパパも、私が邪魔なの。だからママは子どもはいないって言うし、パパもそう会社の人達に言ってる。私、居ない存在なの」

泣かないで、大丈夫。

「友達、欲しいなぁ....」

彼女は切なそうな目でそう呟いた。

孤独。

彼女にぴったりの言葉だった。
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