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この命、君に捧ぐ
第6章 両親の事故死した本当の理由
人間がああだとか、こうだとか。
そう言うけれど、結局のところ、
僕達ヴァンパイアも変わらない。
人の悲しみを見てまで強くなるべきなのか?
永遠があるというのに、それ以上をなぜ望む。
ごめん。情けないよ....
こんなにも現実と理想に差があるなんて。
僕はどうかしていた。
「なんで泣いてるの?」
こんな弱い僕でごめんね。
こんな最低な僕でごめんね。
だけど、僕は決めたんだ。
出来る限り、君を守ろうと。
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