第6章 両親の事故死した本当の理由
仲間が出ると決めた日は明後日。
君の両親が仕事へ出かける日らしい。
僕はまだ子ども。
話には混ぜては貰えなかった。
君の正体を知りたくてあの日、公園へ行った。
「...ぐすっ....ママ...パパ....」
君は、泣いていた。
また一人になるんだと、そう泣いていたのか。
「...もう....やだっ....」
この子がこんなにも泣いているのに。
両親をも奪って、良いのだろうか。
深く傷つくんではないのだろうか。
そう考えれば考えるほど、
僕は罪悪感が心でグルグル渦巻いていた。