【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第7章 夜のお遊び
「楽しかったぜ。また明日な、八雲先生」
身なりを整え終え、それだけ言うと高杉は教室を出て行く。
自分も身なりを整えながら、ボンヤリと窓から見える月に目をやる。
このままずっと高杉の玩具なのかな…。
脳裏に先ほどの熱を帯びた目を向ける高杉の顔が浮かび上がり、身体が熱くなった。
慌てて首を振り忘れようとする。
何考えてんだ…こんなの、嫌なはずなのに…。
自分の中で何かが変わろうとしている。
それが何なのか分からないまま、八雲は家へと帰る事にした。