【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第3章 最初の挨拶
「まぁいいっすけどね。それで俺の仕事が無くなるんならそりゃ嬉しいしな」
「いやお前も働けよ!それじゃ副担任つけた意味ないじゃろ!」
校長は目を剥いて怒ったが銀八には全く効いてないようだ。
この担任も担任で問題ありそうだなぁ…。
思い描いていた教師生活とは程遠い未来が目に浮かび、
八雲は内心ため息をついた。
「ともかく、頼んだぞ。くれぐれもこれ以上問題を起こさんでくれよ」
校長は小さく咳払いをすると念を押すように言った。
「わーってますよ。んじゃ白水先生…だっけ?そろそろ教室行くか」
「あ、はい!」
しかし不安がっていても始まらない。
今日から教師としての初めの一歩である事には変わりないのだから。
例え担当クラスが問題児だらけであろうと、変わった学校であろうと、頑張らなくては。
そう気合を入れ直し、
八雲は銀八の後に続いた。