【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第24章 ハッキリして
「決着をつける」と宣言して帰って来た後輩の様子がおかしい。
戻ってきたと思えば何も言わずに席につきさっきからボンヤリと思いふけっている。
告白失敗したか?それとも成功はしたけどやり切った感でこうなってるとかか?
色々ふっかけたのは俺だしなー。どうすっかなー。
…取り敢えずいつまでも横でこんな様子でいられちゃこっちも気になってしゃーないし、聞いてみるか。
「どうだったんだ?」
「…え?…何がですか?」
「何って…決着つけに行ったんだろ?どうだったんだ?」
「…あぁ、それね」
あぁって…反応薄っ。もっと他に言う事あんだろ。
けどまぁこれで上手くいかなかったってのは確定したな。先輩らしく慰めてやるか。