【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】
第5章 参加条件
「ごめんな。…俺も一応抗議したんだけど、聞き入って貰えなくて…」
銀八と校長室でこの話を聞かされた時、
どうにか取り下げて貰えないかと講義はしたのだが、
もう決まった事だと聞いて貰えなかった。
…抗議と言っても銀八と校長のやり取りに圧倒されまともに出来ていなかったが。
八雲は自分の不甲斐無さに申し訳なくなり謝罪した。
「いえ、そんな…白水先生のせいじゃありませんから」
新八のフォローで一旦はブーイングは収まった。
「そうだお前ら。もう決まっちまったんだから、白水先生を責めたってしょうがねーだろ」
「いや、僕らあんたを責めてるんですけどね!?」
「何自分は関係ないみてーな顔してんだよ!」
「人ノセイニスルノハ良クナイデース!」
銀八の発言により再びブーイングの嵐が始まった。
「あーうるせー!うるせー!うるせー!とにかくだ!」
バンと教卓を叩き銀八は生徒達を睨み付けた。
「帰りのHRで緊急のテスト対策会議を開く。以上」
それだけ言うと銀八は教室を出て行ってしまった。
本当に大丈夫なのだろうか…。