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【3Z】犬のように愛し猫のように可愛がる【R18/BL】

第5章 参加条件



八雲が銀魂高校に赴任してしばらくが経った。
その間必死に働き動き、高杉との出来事を無理にでも忘れようとしていた。


最近ようやく気持ちを立て直せた頃、
銀魂高校にとあるイベントが訪れた。
いや、
学生達にとってはイベントと楽しげな言葉で片付けられる行事ではないだろう。
特に3年Z組生徒にとっては…。



「どーすんですか!クラス全員80点以上だなんて無理ですよ!」



3年Z組の朝のHR、
新八を始め他の生徒達はブーイングの嵐だ。




そりゃそうだよなぁ…。




俺だって朝からこんな事聞かされちゃ文句も言いたくなる。
八雲はため息をつきながらチラリと銀八の方に目をやる。
こんなブーイングの嵐の中涼しげな顔だ。
その顔にまたため息が口から零れる。



どこの高校でもテストは必ずある。
この銀魂高校だってそうだ。
この時期は休み明けにテストを行うそうだが、
なんとZ組はクラス全員一教科でも80点以上取らなければならないという無理難題を校長に押し付けられてしまった。

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